自然治癒力

自然治癒力を適切に働かせるには

自然治癒力という考え方がありますよね。人間がもともと持って生まれた自己を修復したり予防したりする能力のことです。自然治癒力が適切に働いていれば病気や痛みなどの症状も起きにくいし、起きたとしても長引くことはないはずなのです。つまり身体の症状が長引いている場合、何かが自然治癒力を邪魔しているということがいえます。

ザックリいえば健康であれば自然治癒力は適切に働くはず。健康を保つのは十分な休養、栄養のバランス、適度な運動といわれています。現代人はどれも不足してそうですね。実際痛みなどの症状が長引く人の多くはこのうちのどれかに問題があります。どれも大事なのですが今回は十分な休養についてお話ししたいと思います。

休養に必要なこと

休養と聞くと睡眠時間や休日をとることが思い浮かぶと思います。もちろんそれも大事なのですが、当院が提唱している姿勢と呼吸が実は休養にも重要なのです。たとえば姿勢が崩れて身体のどこかに無理な負担がかかれば、その部位は十分な休養をとれなくなります。また身体の回復には酸素の供給が不可欠です。つまり呼吸が不適切であればやはり休養の邪魔になるということです。姿勢と呼吸が不適切であれば、いくら睡眠時間や休日を多くとっても自然治癒力が発動するだけの休養には至らないということになりかねないのです。

いつもいうように姿勢と呼吸はリンクしています。どちらかを意識することでどちらも改善します。逆にどちらかが崩れればどちらもが崩れるとも言えますが…。なかなか回復しない病気や症状があるとき、まず姿勢と呼吸を疑ってみましょう。それくらいこの二つは自然治癒力に直結しています。もちろんあとの二つ、栄養バランスと適度な運動も同様に大事です。