アッカンベーしてますか?

動物と腸管

動物は消化・吸収によりエネルギーを得ています。動物とは「動く」「物」と書きますが、動物が動くために必要なエネルギー生成は腸管が担っているということです。だから脳や心臓がない動物はいても腸管のない動物はいません。発生学的に見ても我々にとって腸管は重要なものなのです。

人間の身体の中に腸管という一本の管が通ているとイメージした場合、入口は口になります。その中でも重要なのがベロ。舌です。舌はさまざまな筋肉が集まってできています。筋肉である以上、使えば機能しますが使わなければ硬くなったり委縮してきたりします。実はこの舌の筋肉というのが意外と使われないことが多く、緊張しやすいんです。

舌の緊張が胃腸の働きに影響

しゃべりたいときしゃべりたいことをにしゃべることができたり、歌いたいときに歌いたい歌を歌うことができたりしていれば(早口言葉みたい)常に舌を使うことになるので、それほど緊張はしないかもしれません。だけど外でそんなことをしていたらすぐに社会不適合者のレッテルを貼られてしまいます(笑)。それどころか社会の出ると言いたいことを言えないことの方が多くなるのではないでしょうか。

そういった様々な事情で舌が緊張してくると、胃や腸といった腸管全体に緊張が伝わります。ストレスで胃を悪くすることがありますが、舌の緊張もひとつの原因になっていると考えられます。精神的な緊張で食欲がわかないのも関係していそうですよね。

アッカンベーしましょう

だからそんな方たちにやっていただきたいのはとにかく舌を動かしましょうということ。最近思いっきり舌を前に出したことありますか?舌をぐるぐる回したことは?それをやってほしいのです。とにかく動かせる限り可動域いっぱいに使って舌を動かしてみてください。これをやることでまず顎周りの緊張が取れてきます。歯を食いしばる癖のある人にも有効です。そうして動かしていくと食道から胃のあたりや横隔膜のあたりまで動きを感じることができてきます。人によっては背骨や肛門までのつながりを感じることができるかもしれません。

胃腸の調子が悪いと感じる方、寒くなるとそれがひどくなるという方。寒くなると筋肉は緊張しやすいので舌からの影響は少なからずあると思います。ぜひ舌を動かすということをやってみてください。