頭の位置

頭が前に出ていませんか?

現代人の多くは頭が前に出た姿勢になっています。人間の頭は約5~6㎏ほどの重さがあります。胴体の上に頭を乗せる姿勢が取れれば背骨がその重さを支えてくれます。でも姿勢が崩れ頭部が胴体よりも前に出れば支えるべき柱である背骨は曲がり、首から腰にかけての筋肉は思い頭を引っ張るため緊張します。肩こりや腰痛は頭の位置が原因といっても過言ではありません。

また眼の位置と肉体の位置との間に微妙な誤差が生じると目標物に対する空間把握能力が狂うこともあります。平らな地面でつまづいてしまうのもこの影響が考えられます。

なぜ頭は前に出るのか?

頭を前に出してしまう原因はいろいろあると思いますが、私たちは五感の中でも視覚からの情報入力に偏りすぎていることが大きな原因のひとつではないかと考えています。特に仕事上PCなどの画面を見る時間の長い方は基本的に視覚からの情報入力が過多になります。そうなると五感のバランスは崩れ、本来受動的にキャッチすべき情報を能動的に受け取ろうと自然と頭は前に出やすくなります。

頭が前に出ると

また画面と自分との距離は見続けている以上変わりません。人間はある一定の距離のものを長時間見ていると距離感覚が認識できなくなり、頭部を前に出す姿勢につながります。もちろんこれはPCだけでなくスマホの見すぎにも同じことがいえます。仕事上画面を見続けなければならない方は最低でも30分に一回は画面から目を離し遠くを見るようにしてください。

頭の位置を正すには

ただやはり頭の位置を正す最も大事な方法は適切な呼吸とそれを行う姿勢になります。画面を見続けている姿勢と呼吸は適切でないことが多いもの。当院ではそこの調整を大切に施術しています。