熱中症と呼吸
今年の梅雨
梅雨はどこに行ったのか?というくらい今年は空梅雨でした。ここ数年は異常気象で本当に梅雨の期間が短い。ジメジメした気候は嫌だし夏が長くなるのは夏好きとしては嬉しいのですが、やはり四季が感じられなくなうのは寂しいものです。
息苦しい時期です
そんなわけで高温多湿の時期がやってきました。やはり注意したいのは熱中症です。どうしてもこの気候は息苦しく感じます。呼吸もハアハアゼイゼイと浅くなりがちです。でもこれは呼吸しているようで実は喘いでいるだけ。肝腎なガス交換はほとんどできていません。実はこの浅い呼吸が熱中症のリスクを高めます。
まず吐くこと
呼吸において最も大事なのは排気。息を吐かなければ新しい空気は吸えません。特にこの時期は体内の熱の排出という意味でも重要になります。
そして鼻で吸う
次に重要なのは鼻で吸うこと。ですが注意すべきは吸いすぎ。呼吸を深くしましょうというと多くの方が胸が上がるほど吸い上げてしまいがち。でも息は吸い上げないでください。最後まで息を吐けば自然に必要な空気は入ってきます。吸う量はそれだけで十分。そういう意味では意識すべきは吐くことだけといってもいいでしょう。
呼吸だけではなく
先ほどの喘ぎ呼吸は十分に吐けていないせいで満足に吸うことができず、吸いたい欲だけが高まっている状態。いわばパニック状態。気づいたら熱中症なんてことになる前に息は吐きましょう。もちろん長時間の暑い場所は避けることが前提ですし、水分ミネラルの補給も忘れずに。