呼吸と姿勢からの

肩こりや腰痛の原因は

肩こりや腰痛がひどいとき、肩や腰そのものや痛みの原因になっている筋肉をほぐすことで多くの場合痛みが軽減してくれます。ただ大事なのは肩こりや腰痛の原因のほとんどが日常での姿勢や動き方にあり、そこを改善しない限り根本解決にはならないということ。

筋肉をほぐすこと

たとえば錆びついて動かず締めることも緩めることもできなくなったネジを思い浮かべてください。私が筋肉をほぐし緩めることはこの錆びついたネジに油をさしたりしながら動ける状態をつくったにすぎません。そこからこのネジを締めたり緩めたりといった動かし方をつくっていくには能動的に動かさなければなりません。

呼吸の役割

身体の話に戻ると、動かし方をつくっていくために必要なのが姿勢ということになります。理想は上下左右前後、どの方向にもすぐに動ける自由度の高い姿勢。そのためにはなるべく余計な緊張が出ないようにしたいのです。たとえば肩や腰。ここに余計な力が入ってしまうのは動くうえでは非常に都合が悪いので肩こりや腰痛は感じやすくプログラムされているのかもしれません。そしてこれらの余計な緊張をとるために大事なのが呼吸です。特に息を吐くことは余計な緊張を緩めるだけでなく、姿勢維持で使いたい腹部体幹の筋肉に刺激を入れることができるのです。動作の基本は体幹の奥の筋肉が収縮してから四肢末端へと動きが派生していくこと。余計な緊張が強いと体幹が使われず四肢末端のみで動きをつくってしまい、それが肩こりや腰痛のみならず怪我の原因につながることも多いのです。

当院では

当院では受動的に施術を受けてもらうだけではなく能動的に呼吸やエクササイズをしてもらっています。面倒くさく感じる方もいるかもしれませんが(笑)、そこには非常に重要な意味があるのです。