秋と呼吸
秋らしく…
長かった猛残暑も落ち着き、秋らしい気候になってきました。近年、貴重となった過ごしやすい気候です。秋分を過ぎ、暦的には晩秋にあたるこの時期は朝晩と日中、そして日々の寒暖差が大きくなります。
風邪の流行
9月半ばくらいから風邪が流行っているように感じます。気温の変化が激しい今月は特に要注意です。風邪というのは「風」の「邪気」のことなんですが、その邪気が入るのが肩甲骨上部の間にある「風門」というツボになります。その部位をホカロンなどで温めてあげると予防になります。また寝るときも首にタオルを巻くなどして風門に冷えが入らないよう配慮することも大切です。お灸も効果的です。ツボの場所がわからなければお尋ねください。
自律神経への負担
また寒暖差や気圧差などで負担がかかるのは自律神経です。不規則な生活、暴飲暴食などの消化器への負担や寝る前の長時間のスマホなどは自律神経の負担をさらに増やすことになります。そのような行為は控えめに。
リラックスしましょう
負荷がかかり緊張しっぱなしの自律神経は交感神経が優位な状態になり、これが続くと身体のスイッチをオフにすることができず、心身の不具合につながります。スイッチをオフにしリラックスさせるのは息を吐くことです。読書の秋や芸術の秋といわれるのも心を落ち着かせてリラックスさせる狙いがあるのかも。スポーツの秋も呼吸を整えてリラックスを狙っているのかも。知らんけど(笑)。とにかく夏の間オープンだった身体が徐々に閉じてくるのが秋です。少しずつ心を落ち着かせ、リラックスする時間をつくってあげてください。そこに息を吐くことを意識してあげるとさらに効果的です。