心身の余裕と呼吸

菜種梅雨

4月に入り穏やかで温かい日が続くようになりました。桜の開花が今年は珍しく遅かったですね。菜種梅雨といわれる時期だけあり、雨も続いています。桜が咲くと雨が降るのは毎年のことながら、少しでもその刹那を楽しみたいものです。長女の中学校の入学式まではどうにか持ってもらいたい。

気候、そして環境の変化

4月は生活や環境などが何かと変化する時期です。変化適応にエネルギーを使い、精神的に疲労やストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。それに加えてこの不安定な天候。雨や風、気温や気圧の変化に適応しようと自律神経系がフル稼働し肉体的にも大きな負担が強いられているのがこの春先の特徴です。春眠暁を覚えずといいますが、この時期なんとなくボーっとしてしまうのもその影響があるように感じます。春先に心身のバランスを崩しやすいのもそんな背景があるからです。

呼吸が心身の余裕をつくる

かくいう私も先日久しぶりに背中を痛めてしまいました(笑)。ただ自分では原因がわかっています。筋トレをやりすぎたこともありますが、それ以上に3月後半からスケジュール的にバタバタしていて心身に余裕がありませんでした。余裕を失った心身は硬くなります。その硬さは呼吸にあらわれます。呼吸が硬い。つまり浅くなっていたんですね。柔らかさを意識しているつもりでも硬くなってしまうのが呼吸の難しいところ。ただしそんな不調を気づかせてくれるのも呼吸です。この時期は特に時間的余裕のなさから心理的余裕も失ってしまいがち。こんなときだからこそ呼吸を見つめ、深めることで心理的に余裕をつくりたいですね。