楽に生きる
自分で選べばいいだけ
そう。人間はもっと楽に生きられるはずなのです。なのになぜか自ら苦を選んでしまう人が多いですよね。私もそうでした。それが人間なんでしょうか?苦を選ぶ方がありがたいのか。楽であるはずないと思うのか。楽であることに罪悪感を感じるのか。実はすべてのものはシンプルにできていて、楽も苦も自分で選べるのです。複雑にしているのは人間の仕業で、ただ自分で選べばいいだけなのです。
浅い呼吸=苦
ただ皆さんの呼吸をみさせていただいていると気づくのですが、自分では楽なつもりでも実は息を詰めて苦を選んでいることも多いものです。厄介なことに楽か苦かは自分では気づけないことが多いんですね。人間はストレスに感じることや不安などがあると本能的に呼吸を浅くします。その本能自体は生き延びるため環境に適応するために必要なことなので感謝しましょう。ただ問題はそこで浅くなった呼吸に気づかず一日を終えてしまうこと。そうなると次の日もまた次の日も浅くなった呼吸に気づかず、ついにはその呼吸が定着してしまう。これが苦を選んでいるということになります。
楽に息する
だから皆さんには一日の終わりに呼吸を確認していただきたいのです。息が最後まで吐けているかどうか。それだけです。もし吐けていなかったら1分でも2分でもいいので最後まで吐き切る呼吸を意識してください。そして吸う量は頑張らずなるべく少なく抑えてください。最初はその呼吸が苦しいと感じるかもしれません。ですが続けているうちに呼吸が深くなり、本当の楽が感じられるようになってきます。深い呼吸に慣れてくると自分の呼吸が浅くなった時点で気づけるようになります。そのときはその場で深い呼吸に戻せばいいのです。「楽に生きる」とは「楽に息する」ということなのです。