寒暖差と自律神経
寒暖差と身体の変化
少しずつ朝晩の気温も下がり秋が深まってきました。この10月はゆっくりと秋から冬へ移行していく時期です。日中と朝晩との気温差が大きいのも10月の特徴です。
一日の寒暖差に加え日々の寒暖差も出てくるこの時期は特に自律神経への負担が強まります。最近なんとなく疲れやすかったり朝起きづらかったりしませんか?実はそれだけ自律神経がストレスを受け疲労しているということなんです。このストレスにより副腎という臓器からステロイドホルモンを分泌させます。そのホルモンには靭帯や関節を不安定にさせる作用があります。つまりこの時期は関節などの痛みが起こりやすくなるのです。
また春夏の間開いていた私たちの骨盤は、秋冬と気温が下がるにつれ閉じ始めます。正確には骨盤の後に左右ある仙腸関節という関節が閉じていくのですが、この関節の普段から動きが悪い側はうまく閉じてくれず、腰痛などにつながりやすくなります。
この時期どう過ごすか
そうならないためには身体の負担や刺激を減らしてあげることが大切です。たとえば先月も書いた暴飲暴食や刺激物を摂りすぎること。あるいは寝る前や長時間のスマホなど。自分で制御できるものから減らしていきましょう。栄養はバランスよく摂り、休むときはきちんと休む。あとは適度な運動なんてできたら最高ですね。ウォーキングには気持ちのいい時期ですし。あとはいうまでもなく呼吸。古い気をしっかり吐き出し、新たな気を摂り入れましょう。変化への適応にはこれが一番です。