腹八分目
秋口に多い身体のトラブル
日も短くなり朝晩は過ごしやすい日も出てきました。短かった夏が終わりを告げ、確実に秋に近づいていますよね。カラッとした夏も好きですが、物憂げな秋もいいですね。
季節の変わり目でもあるこの時期は胃腸などのトラブルが出やすくなってきます。なぜかというと変化する気温や気圧に適応しようと自律神経に負担がかかり、胃腸の働きも低下しやすいためです。また夏の間冷たいものを食べたり、クーラーで身体を冷やしていた負担が胃腸の疲れとして出てくるということも。
動物の基本は空腹
なのでこの時期は特に胃腸の負担を減らすよう飲食物に気をつけましょう。冷たいものや刺激物などを避け、なるべく温かいものや消化のいいものを摂るよう心がけたいところですね。もちろん食べすぎもよくありません。この時期は特に腹八分目、七分目くらいを意識しましょう。本来動物の基本は空腹ですから、満腹自体が異常事態なんですけどね。それに満腹は横隔膜や腹壁の動きを制限するので呼吸や姿勢にとっても良くありません。満腹は万病のもとなのです。かくいう僕もたまに欲望の赴くままに満腹までむさぼることがありますが、その後の思考と肉体の機能低下ぶりといったらなくて、毎回後悔します(笑)。
「食欲の秋」といわれるのはもう少し先の話です。この時期はとにかく胃腸の負担を減らしましょう。引き続き汗をかくことも大事です。自律神経をうまく整え、来たるべく食欲の秋に備えましょう。