自分にとって最適な姿勢

「姿勢」って「勢い」のある「姿」と書きますよね。これって要するにいつどの方向へでも動けるのが良い姿勢っていう意味だと思います。動きはエネルギーの差異から生まれます。普段の姿勢で余計なエネルギーを使っていれば、動くときにはそれを上回るエネルギーを使わなければなりません。10の力で立っている人であれば11の力を出せば歩けるのに、立つために100の力を使っていれば最低でも101の力を出さなければ歩けません。つまり良い姿勢というのは極力余計な力が入っていない姿勢ということです。

それを知るためには自分がどれくらいの力で姿勢を維持しているのかを感知できなければなりません。自分の中の力が感知できないと、たとえ10の力で立っていたとしても意味もなく100の力を使って動いてしまうというようなことになるわけです。

で、それを感知するためにわかりやすいのが呼吸を観察することです。「呼吸がしやすいかどうか」これがすべての指標になります。余計な力が入っているときほど息は通りづらくなります。逆に息が通りやすいポジションを見つけられればそこが自分にとって適切な姿勢であるということです。

まずはあおむけで自分の呼吸を感知してみてください。接地面積が広い方が身体を支えるための余計な力が抜けるのでわかりやすいと思います。背骨や骨盤、頭などを微妙に動かしながら呼吸しやすいポジションを探してみてください。ポジションが見つかったらしばらくそのまま楽な呼吸を感じてみましょう。楽な呼吸を十分堪能したらまた軽く動いてみて新しいポジションを見つけ、そこで楽な呼吸を感じるということを繰り返していきます。

感覚がわかってきたら次は座りながら、さらに次は立ちながら楽な呼吸ができるポジションを探し、楽な呼吸を堪能する練習をしてみてください。自分にとって最適な姿勢がきっと見つかるはずです。