幸福のための痛み

今回は痛みについて考えたいと思います。痛みは心身のどこかに不具合があると知らせてくれるサインで、生きるためには必要不可欠な生理的反応です。もし痛みという感覚がなければ自分の身に何かが起きても回避することができず、生死にかかわります。私たちは痛みがあるとついそれを忌み嫌い、苦しみの対象とし、すぐに排除しようとしてしまいがちですが、実は痛みは自分を守るためにあるのです。

痛みは身体の使い方や心の在り方を見直してほしいという身体からのメッセージ。痛みが出るような身体の使い方や心の在り方をしていたのは自分。だからそれを解決できるのも自分だけ。ところがこれもひとつ前の記事に書いたアインシュタインの言葉どおりで、痛みをつくりだしたときの意識レベルではその痛みは解消できません。そこは我々施術者を頼ってもらいたい。我々の役割は痛みを解消できるレベルに患者さんを導くことだと思っています。まあそれはいいとして。ということは実は痛み自体、自分をレベルアップさせるために起きていると捉えることもできますよね。私は将来自分がハッピーになるために必要な構成要素として痛みがあるんじゃないかとさえ思います。

そこでさっきの「痛みは自分を守っている」という話。痛みはあなたの味方なんです。なんなら自己愛そのものです。そう考えると痛みとの向き合い方も変わりませんか?「ちょっと身体の使い方、心の在り方を見直していこうかな?」という気になりませんか?そうなればしめたもの。痛みと向き合い、その痛みの意味に気づくだけで身も心もとても楽になります。敵ではないし苦しむ対象でもないのです。とはいえどうにもならないときは鎮痛剤などを使ってください。長引いたり強い痛みはやはり心身にはよくないので。